ダイニングチェア 天童木工版 ダイニングチェア 飛騨産業版 アームチェア(1978) 天童木工版 アームチェア 飛騨産業版 アームチェア 飛騨産業版 カウンターチェア テーブル
柳チェアシリーズ
・ダイニングチェア(1972)
当初、秋田木工社の曲木技術を用いて成形した背板・背と座の繋ぎ・座(枠)の3つのパーツに脚を組み合わせてできた形状でした。しかし最初の試作の後、強度面に課題があり大きく変更を余儀なくされます。そこで、製造方法を天童木工社の成形合板技術に変更し、デザインし直し、このチェアになりました。その後BC工房に受け継がれ、現在は曲木技術を使い飛騨産業で復刻製造されています。
・アームチェア(1978)
天童木工の成形合板技術を生かした「ダイニングチェア」のひじ掛けタイプとしてデザインされました。この椅子の大の特徴の一つでもある肘掛けから背に繋がる接合部分のフィンガージョイントは力強さと安定感を生み出しました。しかし、成形合板を使った箇所が少なく、量産に向かない椅子でした。
その後BC工房に受け継がれ、現在は曲木技術を使い飛騨産業で復刻製造されています。飛騨産業では、肘から背に繋がる部分を1枚板の曲げ木で製作しています。飛騨の職人達の高い技術とデザインに対する理解がもの作りに反映され、YANAGI DESIGNの特徴でもある柔かく流れるような曲線が余すことなく活かされた椅子です。ハンス・ウェグナーの「ザ・チェア」に因んで、「柳チェア」とも呼ばれています。
・カウンターチェア(2018)
飛驒産業で製作しているダイニングチェアをもとに、YANAGI DESIGNがデザインしました。チェアの座り心地はそのままに座高を高くし、現代の暮らしに合う椅子として誕生しました。脚部の構造は極力「樌」を少なくし、すっきりとした見た目になるよう心掛け、その分強度をもたせるために座板と脚の付け根の構造や背の取り付け等の工夫をしています。
・テーブル(2007)
飛騨産業で椅子を復刻する際、合わせて使えるようにデザインされたテーブルです。Φ80・100・120cmの3種類があります。
一般的には、天板の木目に対して垂直に裏板を二枚取り付け、そこに脚を取り付けますが、このテーブルは天板よりひとまわり小さい円形の裏板一枚のみを、そりどめを兼ねて取り付けています。それによって、脚を天板に対して斜めに、しっかりと安定して取り付けることができました。
(写真提供: 飛騨産業)
販売元 : 飛騨産業