• 鉄器ミニパン16cm/18cm
  • オイルパン(上面)と鉄鍋浅型
  • 鉄鍋深型 鉄鍋浅型 オイルパン/グリルパン

南部鉄器シリーズ

この南部鉄器シリーズは、他のキッチンウェアと共通のステンレス蓋を使用できるようにデザインされています。ミニパンは鉄フライパンの形状をベースに、まずは18cmサイズからデザインに取り掛かりました。16cmサイズは、調理後そのまま食卓に出すことや、グリルに入れて調理することも想定し、持ち手を短めにデザインしています。

柳は「特徴をどう出すか、他の製品とどう違うか」を常に問い続けていました。その結果、鉄鍋は当時としては珍しい、本体とハンドルが一体型のデザインとなりました。重い南部鉄器をしっかり支えられるよう、左右に張り出したハンドルは、使いやすさとデザイン性を兼ね備えています。
一見控えめで目立たない蓋ですが、実は最も機能的な部分でもあります。ミトンを使わず、ハンドルを差し込んで蓋を持ち上げることができる仕様です。さらに、吹きこぼれを防ぐために、ふたの淵の形状を何度も検証しました。蒸気抜きの穴は設けず、蓋裏側の淵に三箇所の凹みを作り、そこから蒸気が自然に抜ける仕組みになっています。

(写真提供: 佐藤商事)