壁画「港の精」

横浜市営地下鉄新設にあたり、デザインされた設備のひとつ。横浜駅に設置されました。

壁画「港の精」は、GRC(Glassfiber Reinforced Concrete;ガラス繊維補強コンクリート)製で、柳と事務所スタッフの共同作業により製作したものです。セメントが流し込まれた型枠に板を渡して、その板の上に乗った柳が竹べらを使って波のうねりを実際に削り描きました。この壁画(中心部)にある金属レリーフの原案は、柳が学生時にデザインした人魚像の写真コラージュからきたもので、横浜をイメージする青い波にそれを取り込みました。