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  • 聖火皿
  • トーチホルダー

札幌オリンピックデザイン

柳は1964年の東京オリンピックに続き、1972年の冬季札幌オリンピックのデザインポリシーにも積極的に参加。トーチホルダー、聖火皿のデザインを担当しました。

また、あわせて聖火台のデザインも担当しています。柳は当時教鞭を執っていた金沢美術工芸大学内で原寸の石膏型を4分割にして制作。学内 教授の紹介を受け、富山県高岡市の老舗銅器鋳物メーカー 梶原製作所に型を持ち込み、鋳込んでもらいました。当時、高岡ではそれほど大きい鋳物は作られておらず、最初は皆戸惑ったよう ですが、新しい事への挑戦として取り組むことになりました。 金メダル、金沢の金箔...何からイメージを得たのかは定かではありませんが、柳からの指示で 表面はマットな質感の金色仕上げとなっています。

(写真提供: 札幌オリンピックトーチホルダー, 札幌オリンピック聖火台)